最近、ベトナムデジタルコンテンツ市場が活発になっていると言われている。しかし、各企業は電子ゲーム、携帯向けネットワークコンテンツなどの簡単な分野のみを提供している傾向が強い。また、電子医療や3Gネットワークなどのハイレベルエンターテイメントサービスは未だ実用レベルとは言えないのが現状である。情報技術部(メディア・通信省)から提供された売上表によると、デジタルコンテンツ市場は現在強く発展しており、今年度の売り上げが昨年よりの2倍になっている。2005年度におけるこの経済分野の売り上げが約5千万米ドルだとすると、2006年度の売り上げは1億米ドルを越え、2007年は1億8200万米ドルとなる。
簡単な分野:100以上の企業が参加済み
デジタルコンテンツ経済分野の誕生から現在までで、、最も利益を上げている分野は携帯ネットワークのコンテンツ(29%−2007年の統計より)、次は電子ゲーム(25%)、最後にオンライン広告とインタネット環境でのコンテンツ(24%)、電子商取引となっている。情報技術部の副長であるグエン・チョ―ン・デュオン(Nguyen Trong Duong)氏によると「携帯向けサービスのデジタルコンテンツ分野が高い利益を上げている主な理由は市場内に2千万以上のアカウントが登録されているから。」と述べている。また、デュオン副長によると、携帯向けネットワークコンテンツはSMS送信やイメージ・音楽ダウンロード、懸賞メッセージ、専門分野コンサルティングなどのサービスは利益を上げ易いため、現在本分野内において約100企業が参加している。現在、オンラインゲームは各企業にとって「おいしいお菓子」として注目されている。具体的には、2005年の収益は約1,000万米ドルだが、2007年では新たに約50社が参加し、オンラインゲームでの収益は4,500万万米ドルとなった。多くの企業がメッセージ、音楽ダウンロード、画像ダウンロードなどのサービスで利益を上げている。
難しい分野:忍耐強く待つこと
それに対して、ビデオオンデマンド、ミュージックオンデマンド、モバイルインターネットなどのハイレベルサービスでは、未だ独立した企業が参加していないのが現状である。ベトナムデジタルコンテンツ・ソフトウェア工業院院長ホアン・レ・ミン(Hoang Le Minh)博士は「それらのサービスが未だ発展しない原因は主にインフラ整備(ネットワークと端末装置)が不足しているため。それにより、もしこれらのサービスを提供する企業(携帯サービス供給者)が現れた場合、それらサービスの価格が高額なものになってしまう。」と述べた。最も発展の可能性がある分野とされている電子商取引分野は、現在、メディア・通信省の統計によると、2007年度の収益は1,290万ドルに達し、4位に位置している。他にも、グエン・チョン・デュオン副長は「現在、各電子商取引サービスは社会の要求に未だ対応していない。様々な理由があるが、基本的にセキュリュティ環境の整備がしっかりしていないので、社会にとってデジタルコンテンツサービスはまだ必要性が低いとも言える。」と分析している。現在、ほとんど関心を得られず、発展の難しいサービスに、電子教育、電子医療、オンライン図書館、インターネット上のデジタル音楽などが挙げられる。最後に、本分野のすべてを加えた収益は約900万ドルほどしか達成できないと予測されている。
( SGTT新聞より)
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